1.クラミジア感染症
2.淋病(淋菌感染症)
3.ヘルペス感染症
4.尖圭(せんけい)コンジローマ
5.カンジタ膣炎
STD(Sexually Transmitted Diseases)は、性行為により皮膚や粘膜から感染、伝播する病気のことを言います。
日本で多くみられるSTDは、 性器クラミジア感染症、 淋病、 尖形コンジローム、 性器ヘルペス、 梅毒、などです。
HIV感染症(エイズ)も感染者数が年々増加しており,感染経路として異性間性行為によるものが中心になっています。
STDの治療で非常に大切なことは、パートナーと一緒に治療をすることです。
ご自分だけ治療をしても、パートナーが既に感染している場合は「ピンポン感染」と呼ばれパートナーからあなたに移されてしまいます。こんなことをしていたら二人の間で
何度も繰り返されてしまいます。
勇気をだしてパートナーに伝え、お二人でご来院ください。

1.クラミジア感染症
病原体 はクラミジア・トラコマティスで現在では若い人たちの間で急速にひろがっています。10代後半から急増しています。
感染してもほとんど症状がないので余計厄介な感染症です。
そのため、感染が拡大していく傾向にあります。潜伏期間は性交後、3〜10日間くらいです。
症状
黄色いおりものや多量の水溶性のおりものがあります。
また、軽い生理痛のような痛みがある場合もあります。
感染は本人の気が付かないうちに子宮頸管内を通り卵管に入ります。
38度前後の発熱を起こす場合があります。
クラミジアにより、子宮内膜炎・卵管炎がおき自然妊娠ができなかったり、卵管により子宮外妊娠を引き起こす危険性があります。
骨盤内に大きく広り骨盤内感染症を引き起こした場合は、激しい腹痛がおき
盲腸の症状と似ています。
男性の場合は、尿道の不快感、排尿痛などの症状があげられます。
治療方法
抗生物質の内服を7日〜10日飲んでいただきます。
完治するまでは、性交渉は必ずお控えください。

2.淋病(淋菌感染症)
病原体は淋菌。
感染は患者粘膜からの浸出物により起こります。
感染は殆どが性交により起こります。肛門、直腸にはアナルセックスにより起こります。口腔、咽頭にはオーラルセックスにより感染します。これらは抵抗性は極めて弱いと考えられ、カップ、トイレの便座、タオル、バスタオルなどの肌の接触で感染することは殆ど無いと考えられます。
症状
女性の場合35〜50%の方が淋病に感染していても無症状。男性に比べ症状がでにくいです。 おりものがふえたり、黄色の濃いおりものがでます。
陰部がかゆくなったり、 尿道から膿が出る場合があります。症状は患者様のお一人お一人により違いででてきてます。ほおっておくと、バルトリン腺炎になったり
男性の場合は、激しい排尿痛の症状がでてきます。
淋病の場合は、男性がかかった場合は女性に伝染している可能性があります。女性の場合は無症状が多いですので必ずお二人で受診してください。
治療方法
ペニシリン系の内服を1週間〜2週間服用していただきます。
完治するまでは、性交渉は必ずお控えください。
3.ヘルペス感染症
単純ヘルペス・ウィルスの性行為感染症です。
単純ヘルペスウイルスの感染能力は極めて高いですので、直接的接触だけではなく間接的な接触でも感染することがあります。
直接外陰部などの患部に触れた時は、必ず手洗いを行なってください。
ヘルペス感染症は月経や疲労などで再発することが多いです。
症状
性交後、数日以内に外陰部の不快感、かゆみ、強い痛みがあります。
歩行困難になったり排尿困難を伴うことが多いです。また38度前後の発熱や全身の倦怠感が症状としてあげられます。
外見的な症状としては、外陰部に大小の水ぶくれができます。
治療方法
軟膏の塗布とアクシロビル(抗ウィルス剤)の内服。また、症状により点滴を行なっています。完治するまでは、性交渉は必ずお控えください。
4.尖圭(せんけい)コンジローマ
ヒト乳頭腫ウイルスの感染による性感染症です。性交後から3ヵ月程度の潜伏期間です。
症状
男性・女性の場合とも、性器や肛門ののあたりにニワトリのとさか状のイボができます。無痛でかゆみや痛みはない場合がほとんどです。
残念なことに治療しても完全にはウイルスを除去できないので、再発することが多く、何度も治療を受けなければいけないことが多い病気です。
イボはそのままにしておくと、大きくなったりイボの数が増えてしまうことがあります。
治療方法
軟膏の塗布、ひどくなると外科的切除、レーザー切除、電気凝固などにより治療します。完治するまでは、性交渉は必ずお控えください。
5.カンジタ膣炎 (STD以外として)
真菌(カビ)の一種、ガンジタ・アルビカンスが原因で起こります。
真菌は誰もがもっている菌です。
健康時には真菌が付着しても、カンジタ膣炎は発症はしません。
疲労の蓄積・ストレス・抗生物質を飲んでいたり、妊娠などにより発症します。
クラミジア感染症・淋病・ヘルペスなどと違い、性交に限らず自然発生してしまいます。
症状
カッテージチーズ状・酒かす状のおりものが増加し外陰・膣の激しいかゆみがあります。外陰部にも真菌は付着してただれます。
治療方法
膣錠の使用、膣洗浄により簡単に完治します。症状は3日くらいでおさまりますが、カンジダ菌はまだ膣内に残っており、約2週間位は治療を続ます。
ジーンズ
完治するまでは、性交渉は必ずお控えください。
カンジタ膣炎を発症した場合は、ジーンズ・ガードルを避け患部が蒸れないようにしてください。
また、ショーツもナイロンではなく綿のショーツをご使用ください。
患部を石鹸などでゴシゴシ洗うと逆効果で腫れ上がってしまいますので絶対おやめください。
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